最強のふたり

UNTOUCHABLE

2011年 フランス 113分

ドラマ

満足度:9/10
ヒューマン・ドラマ。
ほどよくそして王道なストーリー展開。
「映画って、ほんとにいいですね」がよく似合う。
と書いてしまうと作品自体にありきたりを想像し、新鮮さが欠けてしまうかもしれない。
だがしかし。
とてもいいのだ。
悪なき人と人との、心と心の触れ合いが。
そしてこれはフランス映画なのだ(自分の少ない知識で知る限り、フランス映画で、まるで脚本の書き方の手順通りで分かりやすい作品は見たことがない)。
さらには、これは実話に基づいた話なのだ。

どっぷり話しに魅き込まれたらもう何もいうことはない。

道徳を越えた笑い。
笑ったあとに「あ、不謹慎なのでは?」と思ってしまうが、フィリップはそんな同情をまったく望んでいないことを知ったし、そんな空気があった。
そう、空気感。
これこそがこの作品の持つ強い力なのではないだろうか。

フィリップの表情は見事。
言葉を発しなくても、言葉が聞こえてくるよう。

「焦がれ」

この作品の印象を一言で表すとしたら「焦がれ」。
これに尽きる。