マイケル・ジャクソン

THIS IS IT

Michael Jackson's This Is It

2009年 アメリカ 111分

ドキュメンタリー

元気が出る

満足度:10/10
心震えた。
彼(=マイケル・ジャクソン)は本物の天才だ。
エンターテイナーとしてしか見ていなかったが、
それ以上の存在であることを初めて理解した。
それは映画が始まってすぐに感じた。
マイケルへの先入観は一瞬にして拭い去った。
彼は天才だ。

そして「想う」ことの意味を共感できたのが嬉しかった。

正直、今でもあれだけの才能を発揮できるとは思ってもいなかった。
歳には勝てないと思ってた。
歳相応のパフォーマンスかと思ってた。
でも違った。
年の功で、むしろクオリティの深みが増したのかもしれない。

平和へのスピリットが心に響いた。

未完成ゆえの作品が、完成された作品よりも身近に感じることができ、
未完成ながら想像を超えたクオリティが、作品をリアリティに溢れさせる。

途中、I'll be there が流れたとき、思わず涙腺が緩んでしまった。
あやうく涙がこぼれるところだった。

「I'll be there(きっとぼくはここにいる)」

と優しく歌うのに、実際はもうこの世にいないマイケルを思ったから。
そしてその偉大な人物を失ったことに気づいたから。

彼は自然が破壊されていくことに怒りを感じているとも語っていた。
そして歌い上げた声が悲しみ美しかった。

エンドロールが流れただけなのに、全身に鳥肌が立った。
何かを感じたからだ。

最後に「HEAL THE WORLD(地球を癒そう)」というフレーズがスクリーンいっぱいに映し出されたとき、場内で拍手がわき起こった。
彼のメッセージは、彼の愛は、確かに観終えた人たちに伝わったからだと思う。
少なくともぼくには伝わった。