黄金のアデーレ

名画の帰還

Woman in Gold

2015年 アメリカ・イギリス 109分

ドラマ

満足度:7/10
実話ヒューマンドラマ。

世界で最も高額な絵画TOP10に入る絵画、黄金のアデーレ(正式名称「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像1」)。オーストリア国立美術館で展示されていたが、1998年「私に返してください」とアメリカに暮らすマリア・アルトマンがオーストリア政府を訴えた。
この裁判のニュースは世界中を驚かせたのだが、この映画はその1998年の訴えを起こして2006年に最終判決が下るまでが描かれている。

過去と今を丁寧に繋ぎ合わせながら、ゆっくりと物語は進んで行く。

単純な表面だけの話しではなくて、自分の居場所を奪われること、それでも新天地で前向きになること、忘れてはいけない忘れたい迫害という史実。そうしたことにも考えさせられる作品でした。

終盤、主人公マリアの父親がマリアにお願いした一言が胸に響いて、じわーっときた。