太陽の坐る場所

2014年 日本 102分

ドラマ

満足度:7/10
直木賞作家、辻村深月のミステリー小説の映画化。

なるほど。ミステリーというジャンルがどういうのかよくわからないけど、ミステリーを感じたことはなかった。
俳優の個性を抑え込んだ感じがちょっと異様だったかも。

作品の主観が強すぎて、理解しづらい部分もありつつ(それは映画ならではのわざとな演出なわけだけど)、そこに入れない場合は正直この作品を観るのはつらいと思う。でも入り込めると、なるほど。と思える。

内容は自分が撮った作品となんとなく被る要素が多々あって、そういう意味では誰もが感じる部分というのはあるのかもしれないと思う。

登場人物の誰一人も好きになれなかった。それぞれに毛嫌いした。誰にで嫌な部分、知ってしまうと引いてしまうような負の部分、いわゆるタブーってやつ。それは知らなくてもいいはずなのに、知ってしまったから。自分以外と関わる以上、完璧なんてこの世に存在しないのに完璧を求める自分に気づいた。
うーん、真実にタブーが含まれるとしたら、自分は人間不信になってしまうのだろうか、いやそうではない。そんなことを考え続けていると深みにはまるので、ここではこの辺で。

サラリーマンという安定した収入に安心感を覚えていたときには忘れていた感情かな。
仕事辞めることを真剣に考えてるから思い出せてる感情。
なんだかんだで、やっぱり自分はこっちの世界の人間なんだな、と思う。

ところで、辻村深月という作家は男性なのか、女性なのか、女性のような名前の男性が多いからどちらか分からない。おそらく自分に合っていそうな気がするから、他の小説を、とりあえず直木賞作品を読んでみようかな。