フローズン・タイム

Cashback

2006年 イギリス 102分

ドラマ, 恋愛

不思議な感覚

満足度:7/10
2006年にトロント国際映画祭で上映され、日本では2008年に公開された作品で、もともと第78回アカデミー賞の短編賞にノミネートされた実績から、長編映画化された映画とのこと。

個人的にはアート作品と捉えました。途中、シリアスなのかコメディなのか戸惑うこともあったが、個人的には全編シリアスに描かれていたらパーフェクトだったかも。

「美」、とりわけ「女性美」に対する感覚というか憧れというか、なんかすごく分かる気がした。
無機質なヌードは、エロティックを超えてアートになる。そこに究極があるといったら変態かしら。

プロダクション・ノートで監督のショーン・エリスはこのようにコメントしていたらしい。
「僕はずっと美の持つはかなさに心を奪われてきました。映画や記憶の中で捉えられる“瞬間”のことです。この“瞬間”というのは、時間や空間という概念と切り離すことはできないものです。それが今回の『フローズン・タイム』のヒントになりました。そしてこの作品は、時間と美、失くしては再び見つけ出す愛というものへの僕なりの解釈です」

なるほど。「瞬間は時間や空間という概念と切り離すことはできない」かぁ。
むしろ「瞬間は時間や空間という概念とは切り離された永遠」と真逆に捉えていたぼくにはとても刺激的なフレーズで、深く考えさせられます。