フォーカス

Focus

2015年 アメリカ 105分

ドラマ

満足度:7/10
予告編を見たとき、エロティック・サスペンスなのかなぁと思ったけど違った。
あえてジャンルを言えば、ロマンス、かな。

映画ガイドを見ると、この作品はクライム・ロマンスという分類らしい。自分的には「クライム」というのはヘドが出るような見てられない映像、無慈悲で非人道的な破壊や暴力で人格を崩壊させることをいうから、その観点でのクライム要素は感じなかった。

この作品でびっくりしたのは、出だしから丁寧に作り込まれたカメラワーク。
ワンショットにかけるカメラワークのこだわりが伝わってくる(自分も映像制作をかじっているからかもしれないが)。最初と最後、盛り上がるポイントに力をかけるというわけではなく、最初から最後の至るところまで、豪快で豪華なカメラワークにただただ感嘆した。
予算ある作品だわぁ、ということでもある。こういう遊びの部分というのか、必要最低限じゃない感じ、ある意味、こういうスタイルはいいね。ほんとに。

さて内容。
物語は完全ありえない設定の中で進んでいきます(もちろん大概の映画はありえない設定ではあるのですが、1mmも現実とリンクすることはありません。それでいてサスペンスともアクションとも感じることはありませんでした)。
設定は強引すぎます。
壮大なスケール作品は嫌だけど、重いのとか、難しいのとか、考えるのとかも嫌だ。さらっと映画を見たい、そんなときの良質な映画と言えるかもしれません。