ターミネーター

新起動(ジェネシス)

TERMINATOR

GENISYS

2015年 アメリカ 126分

アクション, SF

満足度:7/10
3Dではなく2Dの大画面で観たい。そう思って劇場検索するもなかなか見つからない。
他タイトルが優先されるのは無理ないかもしれないが、せっかくのビックタイトル、しかもアクションとなると200人前後の小さめのシアターではもったいない。というわけで、300人前後を収容できるシアターを見つけた(朝一か深夜のみ・・)ので、足を運んだ。

結果「1と2を見直してから観ることを強くオススメ!」

大画面でよかった。全編SFアクション。いやぁ、シリーズ作品としてブレがない。
アクション!アクション!!アクション!!!
これぞターミネーター!というシーンは随所に見れた。

本当はストーリーの一貫性だけでなく、出演者も同じ人が演じ続けることができていたらよかったのに、と思わずにはいられない。ターミネーター3が公開されたときに一番感じたことだったが、毎回ジョン・コナー役が変わって、しかも見た目がまるで違うのは、作品に入り込むのに一瞬戸惑う。まぁ、こればかりはどうしようもないことだろうが、そんな中でも出演し続けているシュワちゃん、すごいわぁ(4ではCG合成でのチョイ役ではあったけど)。

とはいえ、ターミネータ3と4はあまりよろしくない評価なのだろう。本作のプロデューサーのデイナ・ゴールドバーグやデヴィッド・エリソンは「ターミネーター4作品のうち、最初の2作品を崇拝している。本作でターミネーターをリセットするアイデアがある」、監督のアラン・テイラーも「最初の2作は、その後に作られたものと比べて、明らかにレベルが違う」「4作目では、ただ未来の物語になってしまい、ターミネーターのハートが失われてしまった」と述べている。

でも個人的には、2〜4を見直してから本作品を観たが、3と4にも、しっかりとターミネーターの世界観は生きていると感じた。ただ、3と4、とくに4に欠けていたのはシュワちゃんというポップカルチチャーの象徴的存在を見せていなかった点で、ターミネーターの成長が描かれていなかった点だろう。

本作品の話しをもう少し。

結局のところ、ジョン・コナーだ。たしかにシュワちゃんありきなのは否めないけど、それでもジョン・コナーがどう成長・進化していくのかが、本作も(まだあるか分からない)これからのターミネーターにとってもカギとなるのだろう。

全編がアクションすぎるほどアクションしていて、逆にメリハリがつかず、クライマックスに向けての盛り上がる感じとか、そういうのに欠けている印象は否めない。
家族の物語があるらしいが、時間軸のつじつまを合わせるストーリーだけの印象。もう少し深みの、人間味のあるストーリーがあったらよかったな。

あらためて最後に。
本作は、1と2を見直してから観ることをオススメします。
ストーリー面もビジュアル面(フォルムが同じようでも中身が精巧になっているところなど)においても、1と2へのオマージュを随所に感じることができて、倍楽しめます。