17歳

Jeune&Jolie

2013年 フランス 94分

満足度:7/10
性に対するタブーな領域に踏み込んだ物語。
見終えた瞬間、うねり声を心の中で発してしまった。
何かを思おうとしているのに、何を思えばいいんだろう。

フランソワ・オゾン監督は、気になる監督のひとり。
計算し尽くされた脚本。作品に必ず余韻を残してくれる。

少女が女になる、というだけではすまない作品。
道徳や倫理という観念に窮屈さを感じ、どうにかして解放しようともがく思春期。
それは、苦く、痛く、後悔を伴うことだってあるだろう。

ジュルジュとヒロインの対比と共通点が興味深かった。
若者と老人。生き急ぐ姿はなんもいえない。

性と生。

それにしてもヒロインの何ともいえない瞳が、何かを軽蔑しているような、あの瞳は耐えられない。
その中でもジェルジュにだけ見せていた瞳の奥のなんかこう暖かいものを感じているような、
そして最後の相手には、心を開いたような瞳。

そうか、ヒロインの瞳に注目な作品だったのかも。