スプリング・ブレイカーズ

Spring Breakers

2012年 アメリカ 93分

満足度:8/10
これが「KIDS」の脚本、「ガンモ」の脚本・監督のハーモニー・コリンの作品でなかったらレンタルしなかったと思う。
いろんな作品をチェックしていたとき、ナイスボディな4人の水着姿にいかつい男がサングラスをかけ腕を組んでいるパッケージを発見。色合いが、エロっぽさを通り越えて、なんか気分を不安定にさせる。エロティックおバカムービー(エロ・コメディってこと)かなんかかねー、と違う作品をチェックしようとしたとき、ハーモニー・コリンという名が目に入る。
「なるほど。これなら観てみよう」
単純に観るための口実が欲しかっただけかもしれない。

現状に不満で、現実逃避したくなる。道徳も倫理もとっぱらってただただバカ騒ぎしたくなる。失うものなど何もないし、怖くない。自分の意志のみで行動したい。どうなったっていい、今より悪いことなんてないんだから。

そして、4人の彼女たちは何の悪気もなくスプリング・ブレイク(日本でいうところの春休み)を満喫する。
現実逃避の振り幅はそれぞれ違う。振り切って冷静に戻るタイミングもそれぞれ違う。
振り幅は問題ではなく、それぞれがそれぞれの振り幅を越えた意味で、彼女たちは同レベルで一線を越えている。

最終的な意思決定はだれが決めるものではなく、自分で決めるもの。

倫理観をしっかりした視点で眉をひそめたおとなの感じで観つつも、自分も若き頃は思春期の衝動でもっと無茶できたんじゃないかと思う一方、あれはあれで当時の限界だったのかな、と思えた気がする。