シン・シティ

復讐の女神

Sin City

A Dame to Kill For

2014年 アメリカ 103分

満足度:8/10
日本では2015年公開作品。
前作は2005年公開なので、およそ10年振りとなる。

フランク・ミラーによるコミック「シン・シティ」シリーズの2冊目「A Dame to Kill For」を原作とし、ロバート・ロドリゲスとミラー、ウィリアム・モナハンが脚本、ロドリゲスとミラーが共同監督。

作風は前作と同様、アメコミをそのまま映画化された感じで、モノクロを基調としつつカラーがアクセントになっており、斬新でクール。
完全に独立した複数のエピソードを時系列を絡ませて一つの作品に仕上げている。
10年もの間、似た風な演出作品を観ることはなかったし、10年振りに続編を観ても前作を彷彿とさせるのは、それはそれですごい。

前作は3つのエピソードが、今作は4つのエピソードが絡まっている。
3つと4つの違いって、実は大きいのかも。しかも劇場時間を比較すると、前作が124分で今作は103分。
これだけ比較しても中身が濃いのは、残念ながら前作だ。

本作に大きな影響はないとはいえ、前作を見直しておけばよかったかなと思った。

ただ、ジャケットと副題がいけてない。ナンシーがメインのビジュアルに「復讐の女神」と副題がつけば、ジェシカ・アルバ演じるナンシー主軸の話と思わせる。実際、女神はナンシーのことではない。ナンシー自体のエピソードは薄っぺらい。そのためナンシーに注目して作品を観てしまうとガッカリしてしまうかも。

本作の見所といえば、エヴァ・グリーン演じるエヴァという役だ。
彼女が主役の作品と言っても過言ではないと思う。副題の「復讐の女神」はナンシーではなく、このエヴァだ。
あとのエピソードはおまけ(言い過ぎ?!)。

欲をいえば、ギャンブラーであるジョニーの話がもっと濃いと良かった。たとえばエピソードを越えてエピソード同士が絡むとか。でもそれだとありがちか...。