ゴーン・ガール
GONE GIRL
2014年 アメリカ 149分
考えさせられる
監督は「セブン」「ファイト・クラブ」「ベンジャミン・バトン」「ドラゴン・タトゥーの女」「ソーシャル・ネットワーク」のデヴィッド・フィンチャー、主演はベン・アフレック。
これだけで観る動機としては充分だった。
149分という長作だが、長さを感じることなくエンドロールを迎えた。
2012年に出版された小説「ゴーン・ガール」は、全米で700万部を売り上げ、社会現象となった大ベストセラー。脚本は原作者であるギリアン・フリンが手がけている。
フリンはフィンチャーと作品の関係について次のように語る。「フィンチャーなら最高の場所を用意して、サスペンスと閉所恐怖症的な物語を封じ込めるだろうことはわかっていた。だけど、彼の作品の最も好きなところは、ダーク・ユーモアがはじけるところなの。ゴーン・ガールの邪悪なところは、笑える部分でもある。フィンチャーならそれらをスクリーンに描き出すだろうとわかっていたわ。決してゴーン・ガールを厳格なミステリーで終わらせずに、この物語が本当に伝えたいことについて探る隙間を与えてくれるだろうと思っていた」
「ダーク・ユーモアがはじける」とは見事な表現だと思う。ぼくもこれまでのフィンチャーの作品を観たときの感情と同じだ。そして、かならず見終えて何かを考えずにはいられなくなる。ときには見終えた直後にもう一度見直すこともあった。ゴーン・ガールも同様のことを感じた。
ありたくない自分であることの自己嫌悪、そこから抜け出せないことの現実、抜け出したとしても繰り返すことの虚無、演じることで苦しみからの逃避。
これだけで観る動機としては充分だった。
149分という長作だが、長さを感じることなくエンドロールを迎えた。
2012年に出版された小説「ゴーン・ガール」は、全米で700万部を売り上げ、社会現象となった大ベストセラー。脚本は原作者であるギリアン・フリンが手がけている。
フリンはフィンチャーと作品の関係について次のように語る。「フィンチャーなら最高の場所を用意して、サスペンスと閉所恐怖症的な物語を封じ込めるだろうことはわかっていた。だけど、彼の作品の最も好きなところは、ダーク・ユーモアがはじけるところなの。ゴーン・ガールの邪悪なところは、笑える部分でもある。フィンチャーならそれらをスクリーンに描き出すだろうとわかっていたわ。決してゴーン・ガールを厳格なミステリーで終わらせずに、この物語が本当に伝えたいことについて探る隙間を与えてくれるだろうと思っていた」
「ダーク・ユーモアがはじける」とは見事な表現だと思う。ぼくもこれまでのフィンチャーの作品を観たときの感情と同じだ。そして、かならず見終えて何かを考えずにはいられなくなる。ときには見終えた直後にもう一度見直すこともあった。ゴーン・ガールも同様のことを感じた。
ありたくない自分であることの自己嫌悪、そこから抜け出せないことの現実、抜け出したとしても繰り返すことの虚無、演じることで苦しみからの逃避。