ある過去の行方

THE PAST

2013年 フランス・イタリア 130分

ドラマ

満足度:7/10
予告編でこの作品を知ったときに「あ、これは観たい」と思った。
西洋のサスペンスな感じがしたからだ。

スタートして数分して、それはないな、ということは理解した。
これは完全なヒューマンドラマだ、と。

130分という長さが、ちょっと、と思ってしまった。
100分くらいだったら文句なく満足度9とかになったかも。

何気なく物語は始まる。
そして日常の風景が描かれているように感じる。
淡々と。そうして人間関係を知っていく。
登場人物の性格が想像できていく。
後半の中盤、作中の3/4くらいから、それまでに張り巡らせられた伏線がつながっていく(それをサスペンスと呼ぶのかもしれないが、自分にとってはこれは、むしろドラマ)。
その辺りの見事さ、人間の人間たる姿。正論さえ醜くなる瞬間のような、それでも人と人が向き合う姿勢は何とも言えない。
それ以上に、人と人が別れる様子は言葉にならない。

最後の最後のワンシーンが、ちょっと時間差でぐわーってくるもんがあった。