アフターダーク

村上春樹

文庫・新書

満足度:5/10
村上春樹に夢中になった大学時代。あれから10年以上の月日が経過したわけだが、久しぶりに彼の作品を読んだ。
相変わらずの不思議な感覚が、すっきりしない後味が健在だった(フランス映画によく見られる感覚でそれがいいんだな)。高橋がエリとまた会おうとするやりとりがこの作品の中で一番よかったなぁ。逆に第三視点でエリの姉の部屋を描写していたが、ちょっと腑に落ちなかった。